■Nさんの場合 |
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現在、両親の介護をしております。その中でとても大切だと感じておりますのは、介護が必要になる前に家族で話し合うことです。
介護が必要になった場合、認知症になる、または症状が進行するというケースも考えられますし、実際父はそうでした。 認知症が進行する前に、家族で今後の事を話し合う事をおすすめします。
話し合う内容は、具体的な介護の内容なども大切ですが、もっと単純な「好きな食べ物」「嫌いな味」「お風呂の温度」などなど、細かい事柄の確認がポイントです。また個人の趣味趣向は変わる事もありますから、定期的な話し合いをすることも大切です。 ただ「これから話し合いしましょう」と構えても、ちゃんとした意見交換は難しいでしょう。
できるだけ日ごろから言葉を交わし、その中でお互いの気持ちを伝えあう事が良いと思います。
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■Aさんの場合 |
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介護にお金は必ず必要です。
蓄えが十分にある方であれば問題ないでしょうが、私共を含め、余裕のない方の方が圧倒的だと思います。普段から介護を見越して貯蓄をすれば良いのですが、現実問題、それも難しく、気が付いた時には介護が必要な年齢になっている、そんな方々も多いと思います。
そんな場合は行政に相談する事が一番だと思いました。
行政、すなわち町役場には、私達が思っている以上のサポートがあります。相談できる相手の紹介もしてもらえます。介護に関わるようになり、町役場がとても頼もしいと感じるようになりました。
また、ご近所さんとのお付き合いも密にした方が良いでしょう。もちろん介護のご協力などは当たり前に無理ですが、少しだけ家を空けなければならない時など、ほんとうにちょっとした事をお願いできるかどうかは、とても変わります。
自分は一人じゃないということを知って欲しいです。
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